口臭には種類がある!!
口臭の種類は原因別に3種類あります
1.生理的口臭
誰にでもある口臭で、治療の必要はありません。
一日のうちで起床直後と空腹時、緊張時には特に口臭が強くなると言われています。
これは就寝時(モーニングブレス)、空腹時、緊張時には唾液の分泌が少なくなり、口の中の細菌が増殖して口臭の元となる成分のひとつ「揮発性硫黄化合物(VSC)」を作りだすため。
ただ、起床後に歯磨きや食事、会話をすることで自然に唾液の量が増えると口の中の細菌が洗い流され、VSCも減少するので、口臭も弱まります。
また、女性は生理や妊娠などホルモンバランスの変化による口臭があるほか、年齢や民族に特有の口臭もあるとされています。
2.飲食物や嗜好品による口臭
ニンニクやネギはもちろんお酒、タバコなども口臭の原因になります。
中でもニラやニンニク、ネギなどに含まれる“アリシン”という物質は切ったりすりおろしたりすることで酵素が分解され“アリイン”という臭いの物質になります。
このアイリンが胃腸で吸収されると臭いの物質が血流に流れて体臭になり、肺に入ることによって口臭を発生させます。
また、アルコールの中に含まれるアセトアルデヒドという成分によっても口臭が発生します。アルコールの場合はこうした直接的な原因に加え、アルコールによる胃腸障害から来る口臭や、アルコールの強い利尿作用で唾液の量が減り、口内細菌が増殖して口臭が強くなるというケースもあるため、飲み過ぎには注意したいところです。
ただ、こうした飲食物や嗜好品による臭いは時間と共になくなりますので、治療の必要はありません。
3.病的口臭
口臭は体の中の病気が原因となっていることもあり、病気由来の口臭を「病的口臭」といいます。
口臭の発生源は鼻やのど、呼吸器系、消化器系など、口以外の場所の病気が原因になっていることもありますが、病的口臭の90%は口の中に原因があると言われています。
口の中の病気は歯周病や虫歯、歯垢、歯石、舌苔など様々。
正しいケアと治療をすれば口臭も軽減できますので、まずは専門医の診察を受けることが大切です。
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