病気の前兆とも言われる口臭について
口臭の原因は口だけじゃない!! 病気の前兆を示すサインかも
虫歯や歯周病がなく、原因となるような飲食物も口にしていないのに口臭がひどい……。
あまり考えられないかもしれませんが、口臭がひどいと・・実はインフルエンザだったり、思いもよらないへんな病気!というケースもあるかもしれません
そんなお悩みを持っている場合は、口ではなく体の他の部分の疾患が口臭の原因になっているのかもしれません。
以下、考えられる原因をご紹介します。
鼻
副鼻腔という場所に炎症が引き起こされ、膿がたまる「副鼻腔炎(蓄膿症)」や、鼻の粘膜に炎症が生ずる「慢性鼻炎」にかかると鼻水がのどへ落ち、そこから臭いを発する場合があります。
鼻水を取り除かずに放置していると細菌の増殖が加速し、口臭がひどくなるだけでなく鼻の症状も悪化してしまいますので、早めの治療が肝心です。
また、鼻の病気にかかると口で呼吸することが多くなり、口が渇いて唾液の分泌が少なくなってしまいます。
唾液が減ると口腔内の細菌の活動が活発になり、口からの口臭の原因にもなってしまうので注意が必要です。
胃腸
消化不良を起こしたり腸内の細菌バランスが崩れると、胃や腸の内部で異常発酵が起こります。
発酵の際に出たガスが体内に吸収され、血流にのって肺から排泄されると、卵の腐ったような硫黄臭を発生させます。
肝臓
肝臓には臭いの元となる物質を分解する働きがあります。しかし、肝臓の働きが弱まると、分解しきれない悪臭成分が血流にのって全身を巡り、体臭や口臭となります。
肝臓に問題がある場合の口臭はアンモニア臭やネズミ臭、カビ臭がすると言われています。
糖尿病
糖尿病になると唾液の分泌が低下することから口腔内の細菌の活動が活発になり、口臭が発生します。
また、糖の代謝不足を補うために体脂肪を燃焼させますが、この際に発生する「ケトン体」という物質から、甘酸っぱいにおいの口臭や体臭が発生します。
呼吸器系等
気管支炎や肺炎、扁桃腺炎などにかかった際には炎症を起こしている部分の組織がただれたり、化膿して菌が増殖しているため、生臭い卵の腐ったようなにおいを発することがあります。
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